イタリア語ノート

イタリア旅行、ビジネスで使える覚えておくと便利なイタリア語会話から試験勉強まで書き込んだイタリア語ノート

イタリア語の音節の分け方

イタリア語を勉強して初期の段階では、何でこんなこと覚える必要があるの?と思うかもしれませんが、音節の区切り方を分かっていると、発音が綺麗になり、イタリア人と会話をした時に違う単語に聞こえてしまうという事がなくなります。

 

そして、文を書くときの改行は音節が分かれる所で改行する必要があるので、文章の筆記試験の時に覚えておくと便利です。

 

 各子音+母音毎に分ける


ve-ri-tà ヴェ,リ, ター
上の前歯で下唇を噛みヴェと発音。

舌を後ろに丸めてリと発音。

口を大きく開けて息は前にしっかりだしアーと明るく発音しましょう。

(àはaの上に右下下がりのアクセントがついているので、アーは開口音です)


ve-ni-re ヴェ、 ニー、レ

上の前歯で下唇を噛みヴェと発音。

舌を後ろに丸めてリと発音。

舌は上の歯の裏側に押し付けレと発音。


si-cu-ro スィ、 クゥ、ロ

舌は上下前歯に軽くつけて歯の間から軽く息をはく感じでスィと発音。

口を丸く少し前に出してクゥと発音。

舌を後ろに丸めてロと発音。


同音子音がある場合、同音子音の間で分ける


di-ciot-to ディ、チョッ、ト

of-fen-si-vo オッ、フェン、スィー、ヴォ

ac-cet-ta-re アッ、チェッ、ター、レ

cap-pel-lo カッ、ぺェル、ロ

 

2、3もしくはそれ以上の子音と母音で音節を作る場合


co-sta-re コ、スター、レ

co-stru-zio-ne コ、ストゥル、ツィオー、ネ

ba-ga-glio バ、ガ、リォ(ギとリの間の音)

ba-gno バ、ンニョ


初めの子音がl,m,n,rの場合、前の音節に結びつく


in-con-tra-re イン、コン、トラー、レ

qual-co-sa クアル、コー、ザ

im-pa-ra-re イン、パ、ラー、レ

per-so-na ぺェル、ソー、ナ

 

cqがある場合はcとqの間で分ける

 

ac-qua アッく、クァ

piac-que ピアッ、クェ

nac-que ナッ、クェ

sciac-qua-re シァッ、クァ、レ

 

二重母音(a,o,e+i もしくは u :ai,oi,ei,au,ou とその反対)は同じグループになる


Giu-lia-na ジュ、リアー、ナ

in-die-tro イン、ディエ、トロ

chia-ro キアー、ロ

buo-no ブゥオ、ノ

chia-mia-mo キア、ミアー、モ

 

 

イタリア語の開口音と閉口音とは?【e,o】

開口音と閉口音の違い【e,o】

開口音

特に喉を開き、喉を響かせる感じの音。

喉を手で触って響いているか響いていないか確かめると分かりやすいかもしれません。

エ、オどちらとも発音時の息はまっすぐ前か少し上方向へ向けると開口音が出ます!

 

閉口音

喉を閉めて響かせない短い響き。

エ、オどちらとも顔はそのままで床に息を吹きかける感じで発音すると閉口音が出ます!

 

ここで覚えておくと便利なのは、動詞は開口音、接続詞は閉口音。

【動詞avereの一人称、形現在、直説法のオ】

Ho mangiato una mela.

オ マンジャート ウナ メーラ

→この場合のオは、動詞のオなので開口音です。

 

【接続詞の又はという意味を示すオ】

Mela o Pera.

メーラ オ ペーラ

→この場合のオは接続詞なので、閉口音です。

 

e開口音の単語例(開口音のアクセント記号はè

 

bèneベーネ

副詞:良い、上手に、

間接詞:よし

男性名詞:十分に、立派に、利益、財

 

vèspaヴェスパ

女性名詞:ススメバチ

 

adèssoアデッソ

副詞:今、現代、現在

 

minèstraミネストラ

女性名詞:(パスタ、豆、野菜などの入った)スープ

 

eの閉口音の単語一例(閉口音のアクセント記号はé


méseメーゼ
男性名詞:(暦の)月

 

capélliカペッリ
男性名詞capelloの複数形:髪の毛

 

véroヴェーロ

形容詞:本当の、正確な、本物の
男性名詞(単のみ):真実

 

perchéペルケー

副(疑問):何故、どうして、
:(+直接法または条件法)なぜなら、(+接続法)・・・するために
男性名詞:理由、目的、疑問

 

oの開口音単語一例(開口音のアクセント記号はò

 

tròvoトロ―ヴォ

他動詞trovareの一人称:見つける、獲得する、(偶然に)出会う、遭遇する、(人に)会う

 

vògliaヴォリア(gliの発音はリというよりも口を目いっぱい横に開いてギとリの間を発音する感じ)

女性名詞:したい気持ち、意欲、欲求、(皮膚の)あざ
volereの1,2,3単、現、接続法, 3単、命令法

 

diciòttoディチョット
形容詞:18の
名詞:18

 

qualcòsa
代名、不定、単のみ:(単数、複数の)何か、(不特定の数量を示して)いくらか、多少

 
fóndoフォンド 
男性名詞: 底、奥、背景、裾、所有地、資金、基金、債権

 

ancóraアンコーラ
: まだ、やはり、もう一度、もっと、

 

conóscereコノッシェレ
他動詞: 知っている、認識する、

 

persónaペルソーナ

女性名詞: 人、誰か

 

※単語の横に読み方、単語の下に意味を書きましたが、意味は、一部のみ掲載

イタリア語母音の発音

母音の発音


a ア
口をパッと開けて明るくアと発音します。

eエ
口は半開き、舌は下にして少しだけ前に出すような感じでエと発音します。

iイ
口は思い切り横長に開いてイと発音します。

oお
口を丸くして少し唇を突き出して発音します。

uウ
オの発音した丸い口のまま、少し閉じてもう少し口を突き出してウと発音します。